インテリアカラーを決めるポイントとは

インテリアカラーを決めるポイントとは

 

 

新築やリフォームをする時、お部屋のカラーコーディネートって悩みますよね。

 

・ 床や壁の色ってどの組合せがいいのかな?

 

・ ドアやカーテンの色はどれがいいの?

 

・ スッキリしたインテリアにしたい!

 

・ 何を参考にすればいいの?

 

このようにインテリアについて悩まれる方も多いのではないでしょうか。

最近は色の種類も豊富で選ぶのも大変です。

せっかくの新築やリフォームですので、インテリアも失敗したくないですよね。

 

イメージ通りのインテリアにコーディネートするためには、インテリアやカラー

についての知識も必要です。

 

サンプルだけで適当に決めてしまって後で悔んだ・・・

 

なんてことにならないために、この記事ではインテリアカラーの基本と、カラーコーディネートのちょっとしたコツをプロがお教えします。

素敵なインテリアの空間で、気持ちの良い新生活をスタートさせましょう!

 

 

 

 


よくある失敗例


 

カラーコーディネートの失敗で多いのは、次の3つです。

 

・ サンプルを見て決めたのにイメージした色と違う

 

実は色には特徴があって、暖かい色(例えばオレンジなど)は大きな面積であればあるほど明るい色に見えます。ですから、壁紙の色や床など大きな面積の場所は注意が必要です。小さいサンプルと比較すると大きな壁では明る過ぎない?と言う事も起きます。逆に寒い色(例えば濃い青)であれば面積が大きいほど暗い色に見えてきます。

 

 

・ 元々持っていた家具と合わない

 

新築やリフォームで以前から使っていた家具を置いたら違和が・・・カラーがチグハグ、家具だけやたらと目立つ!なんて事があります。以前の家具を使う場合コーディネートの難易度が少し高くなります。家具に合わせてコーディネイトをするのか?家具をアクセントとして使うのか?で雰囲気がガラリと変わります。どちらかと言えば、家具を基準にコーディネイトした方が簡単です。淡い色使うとさらにコーディネイトしやすくなります。

 

 

・ 好きな色を選んだけどなんだか落ち着かない

 

原因として考えられるのは、明る過ぎる色の選択や色の多さです。壁紙に明る過ぎる色を使ってませんか?部屋の中に6色も7色も色がありませんか?お部屋をスッキリさせるには色を少なくするのが基本です。明る過ぎる色はサンプルでの色選択の間違いが多いです。

 

 

 

 

施工後に色を変更するとなるとお金も時間もかかるため、あきらめるしかなかった・・・という方も少なくありません。後悔しないようにしっかりと選びましょう。新築やリフォームでは建築士やインテリアコーディネーターなどのプロが携わる事も多いので相談するのも手です。

 

 

 

 


カラーコーディネイトするときのポイント!


 

思い通りのインテリアにするために必要なのは、カラーコーディネートについてのちょっとしたポイントに気をつける事です。

まずは基本となる3つのカラーについてのコツをつかみましょう。

 

 

ベースカラー(大きな面積)

 

ベースカラーとは、床・壁・天井など、インテリアの中でも大きな面積を占めるカラーのことです。

 

白や黒などのモノトーンや、ベージュ系など、落ち着いた色にすることが多いです。ベースカラーは使用する面積の大きいので、白系やベージュ系をベースに考えると失敗しにくいです。

 

白系はどんな色にも合うのでコーディネイトしやすくなります。後々、家具やカーテンなどの選べるカラーが多くなります。

 

あと、ベースカラーを決定する際に大切なことは、現物を確認することです。ショールームに行くのも手ですが、営業されるのが嫌だという方は、お友達の家や、ちょっとお洒落なお店などみて廻ると良いと思います。実際にあなたが使用しようと思っている場面と同じくらいの広さに使われている色をご自身の目で確かめてみてください。

 

時間が無くてどうしても足を運ぶことができないという場合は、サンプルよりもワントーン濃い目のものを選ぶと良いでしょう

 

 

アソートカラー(中面積)

 

アソートカラーとは、カーテンやラグマット、家具、ソファなど、中面積を占めるカラーのことです。

 

木目調のものや、柄の入ったファブリック(繊維、織物製品)なども人気があります。現在お使いの家具をそのまま使う場合、新しく購入した家具やファブリックと合わず、チグハグな印象になってしまうことがあります。

 

アソートカラーをスッキリまとめるコツは、現在お持ちの家具を基準にして、同系色・同素材のもので合わせることです。色を多くても二つ程度にまとめると統一感が出ておしゃれな雰囲気になります。

 

 

アクセントカラー(小面積)

 

アクセントカラーとは、クッションや絵画、観葉植物など、小面積のカラーのことです。ベースカラーとアソートカラーに使われていない、鮮やかな色を入れる事で、インパクトを与えたり、インテリア全体を引き締めたりする効果があります。

 

アクセントに使うインテリアグッズは個性的な物が多いので、好きな小物を選んでいくと、全体的にごちゃごちゃした印象になってしまうので注意が必要です。

 

アクセントカラーは1色にまとめると、全体のバランスが取れ、洗練されたインテリアになります。ナチュラルテイストやポップ調にしたいのであれば色の数を増やしていきましょう。

 

 

 


カラーコーディネイトのまとめ


 

ベースカラー(大面積)、アソートカラー(中面積)、アクセントカラー(小面)の3つがあります。

基本はベースカラー2色、アソートカラー1色、アクセントカラー1色の合計4色ぐらいから始めるとよいでしょう。

4色にする事でシンプルなデザインから始められます。後はお好みで色を足していきましょう。

色の数を増やす事でシンプルからナチュラルテイストやポップ調へと変えていくこともできます。

 

 

 


コーディネイトサンプル


 

実際にイメージを形にしていくのは難しいものです。プロでも悩む事も多いです。

そこで、インテリアテイストと、カラーコーディネートの例をご紹介します。

自分がイメージに合えば参考にしていただければと思います。

 

 


シンプルテイスト

 

シンプルで、スッキリしたデザインです。

全体的に色数を少なくし、壁と床を同色系にする事で落ち着いた雰囲気を出しています。テーブルや棚もナチュラル系の色を使う事で暖かみも出ています。シンプルテイストのインテリアですと、金属やガラスのテーブルなど冷たく固い感じのデザインが多いですが、木質系の家具を使う事で柔らかさが出せます。

 

ベースカラー:白、ベージュ

アソートカラー:グレー

アクセントカラー:ナチュラル

 

スタイリッシュなデザインの中にも柔らかさが欲しい!という方におススメです。

 


 

ナチュラルテイスト

 

インテリアの王道です。明るい雰囲気のナチュラルテイストは人気があります。

ブラウンやグリーンなど、自然を感じられる配色と、木目調や壁などの優しい素材を組み合わせたインテリアです。

 

ベースカラー:白、ベージュ、ブラウン

アソートカラー:ベージュ、ナチュラル

アクセントカラー:グリーン、ブラック

 

ほっとできるインテリアにしたい!という方におススメです。

飽きないと言うのも人気の理由です。

 


 

ポップ調

 

最近人気のポップ調です。、白をベースにアクセントカラーは原色に近い色使ってインパクトを出しています。ベースカラーやアソートカラーを白で統一してるので明るく楽しい感じの中にもスッキリ感があります。

 

ベースカラー:白

アソートカラー:白

アクセントカラー:オレンジ、赤、紫、緑、

 

明るく楽しい感じのインテリアが好きな方にはお勧めです。アクセントカラーに使っている小物を同色系にすればシンプルテイストにもなります。

 

 

 


まとめ


 

インテリアのカラーコーディネートは、

 

・ ベースカラーは大面積で確認し、サンプルより濃い目を選ぶと良い

・ アソートカラーは同系色・同素材でまとめるとスッキリ

・ アクセントカラーは基本は1色で好みで増やす

 

 

これらの3つのポイントを押さえるだけで、オシャレなカラーコーディネートにぐっと近づきます。

 

「なかなかイメージがわかない」と言う方は雑誌などの写真を参考にしていただければと思います。インテリアの雑誌などもそうですが、モデルさんが写っているような写真の場合、デザイナーさんがコーディネイトしたインテリアの場合が多いので参考になると思います。

 

インテリアを変える事でお部屋の雰囲気をガラリと変える事ができます。新しい生活を始めたい時や、ストレスを感じる時などお部屋を少し変えるだけでも気分的に違います。お部屋のコーディネイトは簡単にできるものも多いので、楽しみながらコーディネイトしてみてはいかがでしょうか。